〔尖閣に牙を剥く中国〕Happiness Letter455

皆さま、おはようございます!
本日は、黒川白雲政調会長より、「尖閣に牙を剥く中国」と題し、メッセージをお届け致します。
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黒川白雲政調会長寄稿】

先日2日、中国軍の軍用機2機が東シナ海日中中間線を超えて南下し、尖閣諸島付近の領海から約55キロまで接近したことをお伝え致しました。

そして昨日7日午後、南西諸島西側の東シナ海中部海域で、警戒監視中の海上自衛隊護衛艦さみだれ」に中国の「Z9」ヘリコプターが接近し、さみだれの周りを1周しました。

最接近時、ヘリの高度は約40メートル、さみだれまでの水平距離は約70メートルで、国際慣例上、船にそれ以上近づいてはいけないとされる高度約150メートル、水平距離約450メートルを大きく下回っていた上、船首部分を横切る危険な飛行だったとのことです。

昨年4月にも、中国のヘリコプターが沖縄周辺海域で警戒監視中の自衛隊護衛艦に2度にわたって近接飛行したほか、中国海軍の駆逐艦東シナ海で哨戒飛行中の海自P3C哨戒機に対し、速射砲の照準を合わせ、いつでも撃墜が可能な威嚇行動を取る事件がありました。

今回の近接飛行も含め、こうした行動は冷戦時代の旧ソ連でさえも取ったことのない、非常識極まる敵対行為であり、日本に対する強い敵意と尖閣諸島領有に向けた強固な意志を剥き出しにした行為であります。

また3月2日に中国軍の羅援少将が尖閣諸島に「人が住める島なら軍を駐屯させるべきだ。人が住めなければなんらかの軍事施設を、それも無理なら(中国の主権)を表示する碑や国旗の設置を行うべきだ」「そのためには、軍艦を派遣すべき」と主張しました。

同少将による「軍の駐屯」「軍事施設建設」「軍艦派遣」宣言は、尖閣諸島領有に向けた「宣戦布告」とも取れる発言であり、日本政府は強く抗議すべきです。

言論統制が徹底されている中国軍において、同少将の発言は「一個人の勝手な意見表明」とは考えられず、その奧に、尖閣諸島領有に向けた中国軍や中国政府の断固たる意志が込められていると考えるべきです。

昨年まで尖閣諸島周辺海域に現れたのは中国漁船と漁船監視船のみでしたが、中国海軍の軍艦が尖閣諸島に接近する日も近いと推測されます。

中国は日本の政界混乱につけ込んで、尖閣諸島侵攻を早めて来る恐れもあります。

日本政府は即刻、中国に対する「憲法9条適用除外」を決定すると共に、尖閣諸島東シナ海自衛隊配備を強化すべきです。

さもなくば、日本国民は「座して死を待つのみ」です。

黒川 白雲
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