幸福実現党 Happiness Letter368〔石垣市議が尖閣諸島上陸〕
皆さま、おはようございます!
本日は、黒川白雲政調会長より「石垣市議の尖閣諸島上陸は実効支配強化に貢献」と題してメッセージをお届け致します。
【黒川白雲政調会長寄稿】
昨日10日、沖縄県尖閣諸島に二人の石垣市議が太平洋の荒波を乗り越え、日章旗を高らかに掲げた漁船から上陸しました。9月の中国漁船衝突事件が起きて以来、同諸島への日本人の上陸は初めてです。
石垣市は10月、視察のための尖閣諸島上陸決議を全会一致で可決しており、2人は「(尖閣諸島という石垣市の)行政区域を管理する市議として、現地を調査したかった」と話しています。
海上保安庁は漁船の中で2人から事情を聴いており、県警も今後聴取する方針とのことですが、石垣市議が石垣市内の調査のために上陸することの何が問題なのでしょうか?
逮捕覚悟の2人は、弱腰の政府に代わって、国境を守る島の市議として、毅然たる「サムライ精神」を示してくださいました。
民主党政権は尖閣ビデオを流出させた海保職員に次ぐ「政府への反乱」として処罰するかもしれませんが、今回の行動は国を思うが故の「勇気ある正義の行動」であり、2人の逮捕はもっての外です。
これまで日本政府は尖閣諸島に上陸しようとする日本人を排除する方針を取って来ましたが、その理由は「中国を刺激しないでほしい」という摩訶不思議なものです。
なぜ、日本人が日本の国土に上陸することが許されないのでしょうか?尖閣諸島は日本の国土ではないのでしょうか?
中国がこれだけ日本を「刺激」しているのに、なぜ、日本政府は中国を「刺激」することをこれほどまでに恐れ続けているのでしょうか?
現状では、尖閣諸島海域に入れるのは領海侵犯した中国漁船だけという皮肉な状況で、事実上の中国による実効支配が進んでいます。
尖閣諸島を守り抜くためには、日本人が尖閣諸島に上陸し、「実効支配の既成事実」を重ねていくことが重要であり、こうした上陸行動は断固、続けていくべきです。
そして、日本政府は「尖閣諸島は日本の領土だ」という「国家の意志」を断固示すべきです。
日米研究協力センター所長のジェームス・アワー氏(元国防総省日本部長)は、産経新聞で次のように主張されています。
「尖閣諸島の保有に関しては日本自身が覚悟をせねばならないだろう。
尖閣の主権をあくまで主張するならば、それを守る決意があることを示さなければならない。
そのために戦う覚悟を示してこそ、初めてその領土への主権に正当性が得られるとさえいえるだろう。
その点で日本政府が竹島に対してとっている態度は悪い見本となる。」
韓国が実効支配を強める竹島と同じ過ちを尖閣諸島で繰り返さないためにも、尖閣諸島への自衛隊配備等、実効支配強化を早急に進めていくべきです。
黒川 白雲
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