エンリルが“恐竜の世界”から連れてきた副官がルシフェル

 高橋信次に入っていた情報で、一部、正しかったのは、「太陽の法」という映画(制作総指揮・大川隆法、2000年秋公開)に出てくるように、「エンリルたちは、昔、宇宙人として地球に来た人たちである」という情報です。それについては、確かに事実と合っていたのです。
 ただ、エンリルは、地球に来た最初の宇宙人ではありません。
 このエンリルは、文明実験として、パイトロンというものを使い、人霊の増幅計画、拡大計画のようなことを行いましたが、結局、あまり、いい出来にはならなくて、失敗に終わりました。
 ただ、要するに、宇宙の技術でもって複製をつくり、地球の人霊を増やそうとした部分でもって、造物神のように名乗っているのかと思います。
 しかし、現実には、今言ったように、混乱はここから起きているし、この人が地球に来るときに宇宙から連れてきた副官がルシフェルなのです。
 このルシフェルが、「サタン」という名前で地上に生まれたあと、地獄に墜ち、その後、その後始末で大変になっているわけですね。
 彼らは、言うことをきかないのです。言うことをきかない、我の強いタイプの種族なんですね。そして、力の強さを競う傾向があるのです。
 その自我の部分が、結局、ルシフェルが地獄界の生き物として封じ込められた原因だと思います。
 彼らの元の星は、いわゆる、“恐竜の世界”のようなものだと思ってください。恐竜の世界であれば、「食うか、食われれるか」というような、強いものが勝つ世界です。
 そのような世界では、勝てばいいのですから、強ければ強いほどいいわけであり、場合によっては、相手を食べてしまえばいいわけです。
 そういう世界での正義とは何かというと、「相手を食べられるほど強い」ということです。
 巨大な歯を持っていたり、腕力や爪の力が強かったりする。あるいは、あるものは空を飛べる。あるいは、尻尾で打つ力が非常に強い。これは、今で言えば、格闘技の世界のようなものでしょうか。
 そうした、「相手を食べられるほど強いものが、神に祝福されている」というような考えが、その惑星にはあったのだと思うのです。そこでは、科学技術も進んでいたけれども、そういう面もあったのだと思うんですね。

以上、「神々が語るレムリアの真実――ゼウス・マヌが明かす古代文明の秘密」 大川隆法著(幸福の科学出版刊)第1章 感性の文明が栄えたラムディア(ゼウスの霊示)より抜粋させていただきました。このような書籍を発行して下さった、主エル・カンターレ大川隆法総裁先生に心より感謝申し上げます。

*1

*1:ゼウス

ギリシャ神話における「オリンポス12神」の主宰神であるが、実在の人物であり、今から約3,600年前にギリシャを支配した。人霊としての最高霊域である九次元の存在。約4万4千年前には、当時インド洋上にあったラムディア大陸に大聖エレマリアとして生まれ、芸術を通して人々に生きる喜びと神の栄光を教えた。(『太陽の法』『黄金の法』『永遠の法』〔いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊〕参照)

マヌ

インド神話では、「世界の創造主ブラフマーの息子にして『人類の始祖』である」と伝えられている。九次元存在。大聖エレマリアの時代から1万5千年後(約2万9千年前)、同じくラムディア大陸に大師マルガリットとして生まれた。彼は、芸術という領域で各部族を競わせることによって、人類の進化を目指した。(『太陽の法』『永遠の法』参照)